「褒め言葉」シリーズ〜“褒める”テクニックは一生を豊かにする最強のコミュニケーションツール(男女編)

 最近、誰かを褒めましたか? 誰かに褒められましたか?
 日本人はとか、外国人はとかの話はあまり好きではないけれど、やっぱり我々日本人は相手を褒めるのがあまり上手ではないように思います。私もそうですが、言葉にするのが照れくさいんですよね。なんかきざっぽくて。

 でもね、だからこそ、あえて「言葉にする」「声にだす」ことを意識してみませんか?褒められて腹を立てる人はいません。例えそれが、家族であっても、友達であっても、上司であっても部下であっても。

 褒めることは誰にでもできます。言葉を覚えたての赤ちゃんだって、おぼつかないながら「ママ、きれいね〜」なんて言ってくれたりしませんか?変にいいカッコしようとか思わない分、赤ちゃんや子供の方が褒めるのが上手かもしれませんね。
 でも、大人はそうはいきません。複雑化する様々な関係性、多様性のなか、うまくコミュニケーションをとっていかなければなりません。だからこそ、ちょっとしたコツを押さえて褒める技術を習得しましょう!「褒め言葉の引き出し」が多ければ多いほど、人を笑顔にし、自分の人生も豊かにする。お金もかからず、いいことづくし!まずは、身近な相手を喜ばせてみましょう・・・

あなたはどっち?男脳、女脳

 ジェンダーレスの時代になにを言ってるんだという気がしないでもありませんが、「男脳」と「女脳」どっちがいいとか悪いとか、そんな話ではありません。ただ単に「違いがある」ということだけご理解ください。
 ということで、その違いをみていきましょう。

まず、ご自分の手をまじまじとご覧ください。注目するのは、人差し指と薬指の長さです。
 ●薬指の方が長いまたはほぼ同じ人=男脳
 ●人差し指の方が長い人=女脳
どうでしたか?ちなみに私は、女性ですが「男脳」でした。なんだか嘘みたいな話ですが、この差は胎児の時に浴びるホルモン(男性ホルモンであるテストステロン)の差だと言うことが科学的にわかっていることなので、まずは信用してくださいね。

じゃぁ、男脳と女脳の違いは?

男 脳女 脳
一つのことを突き詰める、一極集中派色んな仕事が同時にこなせる、マルチタスク派
優れているのは、論理的思考優れているのは直感力や感性
過程よりも「結論・結果」重視結論を急ぐよりも「過程」。共感を重視

 こうやってみると、真逆。
 ですが、私なんかだとどっちの傾向も混ざっています。皆さんもそうではないでしょうか?結論を重視するけど、マルチタスク得意、とか。実際、とくに女性脳は年を重ねると男性脳に近づいていくとも言われているそうです。
 ですから、繰り返しになりますが、ここでは皆さんに「違いがある」ということだけ認識していただいて、先にすすめますね。

女性には「あなたにしかできない」。男性には「あなたが誰よりも優れている」

 マルチタスクにすぐれ、共感をなにより大切に思う女性脳の人には、オンリーワンを。過程よりも、結論・結果を重視し、一つのことを突き詰める傾向にある男性脳の人には、ナンバーワンを強調すると、相手は、おさまりの良い気持ちになります。

 ちょっと前に流行った「合コンのさしすせそ」。これもやっぱり、一番が大好きな男性脳をくすぐるテクニック。
 さ=さすが! し=知らなかった! す=すごい! せ=センスある! そ=そうなんだ! まぁ、使われすぎて、信用おけない、なんて意見もあるようですが・・・(笑)。

 女性に対して、「○○さん、今日は綺麗だね!昨日なんかいいことあった?」昭和のドラマなんかによくみかけますよね、こういう男性。時代的にも許されていたんですよね。個人的には、言葉尻を捉えては、ハラスメントを声高に訴えたりする風潮は嫌いですが、このセリフは、言われる相手によっては不快かも。ビジネスシーンでは、容姿を云々する褒め言葉は必要ありません。それよりも、仕事内容や能力がクローズアップされる方が、きちんと評価されているようで、コミュニケーションとしてはよほど有効です。

 なんだか、めんどくさいなぁ。そう思われたかたこそ、ちょっと意識していただけると、コミュニケーション力がグッと上がると思います。

 とにかく、褒め言葉は最高のコミュニケーションツール。まずは、言葉にしてちゃんと相手に伝えましょう!

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