イチゴのヘタ取りどちらがいいかご存知ですか?A)丁寧に包丁で切り取る B)ワイルドに手でひねり取る

正解は B)手でひねり取る です!

 ヘタの周辺の白っぽい部分は、たいてい甘くないのでとってしまいたいという人も多いかもしれませんが、イチゴは他の多くの野菜や果物と同様に、茎から栄養がおくられて大きくなる実なので、一番栄養がある部分が、このヘタの真下から周辺にかけての部分です。
 だから、包丁でさくっと切ってしまうよりは、ヘタを手で持ってくるりとひねり取った方が、栄養が集中している場所を多く残すことができるということで、このクイズの答えはB)の手でひねり取る、が正解
 イチゴにはミカンのおよそ4倍のビタミンCが含まれていますが、ヘタの取り方いかんによっては、栄養の大部分が失われてしまいますので、もったいないですよね。 

 大切なのは、ヘタを取る前に水洗いすることです。ヘタを取った部分からビタミンCがどんどんと水で洗い出されてしまうので、要注意です。

 ヘタを指でつまんで軽くひねり取るだけでも十分ですが、世の中には便利な道具がいろいろあって。イチゴももちろんですが、これならトマトのヘタ取りも簡単!ちょっと使ってみたくなりませんか?

ところで、ヘタは食べる派ですか?

 あれ?そもそも、ヘタって食べられるの?食べてもいいの?そう思った方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。かくいう私もそうです。なにしろ、名前からして「ヘタ」ですもん。なんだかもう捨てるのが当たり前に思っていました。でも、この「ヘタ」、日本ではなんとなく捨てるのが当たり前のように思われていますが、海外ではわりと普通に食べられているそうです。というわけで、ちょっと口に入れてみましたが、柔らかいので、食感的にも食べるのに抵抗があるほどではありません。見た目ほどには青臭くもありません。イチゴと一緒に食べると、ちょっと口のなかにモソっと残る感じはありますが、これも慣れの問題かも。
 そして、やはり重要なのは栄養が豊富だということ。果肉と同様にビタミンは言わずもがな、注目すべきは「葉緑素」。整腸作用に加え、殺菌や脱臭効果もあり、ほうれん草や春菊にも多く含まれる大切な栄養素の一つです。

 ただし!ヘタは残留農薬などが残りやすい部分です。食べる際には、よ〜〜〜〜く洗ってからにしてくださいね。その上で、そのまま食べるのにはちょっと抵抗があるけどという方は、スムージーなんかにするといいかもしれません。ケールをきらしてた!なんて時には最適の代用品かもしれません。

 今回、普段当たり前に思っていた「捨てる部分」に注目してみましたが、スイカのタネやバナナの皮だって、食べたりしない部分ですが、絶対食べたらいけないか、というと実はそうじゃないということがわかりました。食べて美味しいかというと別の話ですけどね(笑)。

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