マヨネーズのついた食器を洗うなら A)お湯で洗う B)お水で洗う どちらがスッキリ綺麗になるでしょうか?

正解は B)お水で洗う です!

 みなさん、3月1日が「マヨネーズの日」だってご存知でしたか?1925年〈大正14年〉3月にキユーピーが日本ではじめてマヨネーズを製造・販売し、3月と日本初の「1」にちなんで定められたそうですが、大正時代に、すでにマヨネーズはあったんですね!そこもびっくり。

 さて、豆知識クイズの答えですが、そう、お水で洗うが正解です。基本的なマヨネーズの原料=油・卵・酢を考えると、最も多く使われている油を流すには、お湯が良さそうに思いますが、実はマヨネーズを作る過程に、正解の謎を解く秘密があります。

 普通であれば絶対に混ざり合うことのない油とお酢が、卵を加えることによって「乳化」され、出来上がるのがマヨネーズです。実は、この「乳化」されている状態、お湯や洗剤では壊れてしまうんです。結果、ベタベタしてしまうことに。逆にお水だと乳化が壊れることなく流れるので、まずはお水でマヨネーズを落とした後、洗剤で仕上げるのが最もいい方法なんだそうです。ポイントは「乳化」でした。

ところで、マヨネーズの名前の由来は・・・

 「マヨネーズ」って、マヨネーズ夫人がマヨネーズを生み出した、というふうに、考え出した人の名前が付けられていると思っていました。サンドウィッチ伯爵がサンドウィッチを考案したように。
 でも、違ったんです。キューピーマヨネーズのホームページによると、最も有力な起源説として、18世紀の半ば、当時イギリス領だったスペインのメノルカ島というところに、フランス軍が攻撃をしかけました。そのとき指揮をとっていた公爵が、島の港町であるマオンというところにあるレストランに入って、お肉に添えられていたあるソースに出会ったそうです。その美味しさに魅了された公爵は、後にパリでそのソースを「マオンのソース」として紹介。それが、マオンソース、マオンソース・・・・マヨネーズとなった、ということです。
 それはそうと、この公爵のお名前はリシュリュー公爵とおっしゃいますが、もし、リシュリューソースという名前だったなら、こんなに世界的にスタンダードな調味料にはならなかったかもしれませんね。

高血圧さんの味方、マヨネーズ。

 「高血圧」の人にとって、塩分問題はまさに死活問題。私も家族が高血圧症なので、塩分にはとても気を使います。でも、そんな時にマヨネーズって、力強い味方なんですよね。例えば大さじ1杯(15g)あたりの塩分量、お醤油なら2.2g、お味噌なら1.9gのところ、マヨネーズは0.3g。これなら安心してお料理の幅をだすことができます。

 ただ、その油分の多さから、健康上のリスクを心配する声がたくさんあることも事実。塩分のことだけで、喜んではいられませんね。
 もちろん、高カロリーという点でも心配ですが、トランス脂肪酸が多い食用油を使っている場合は、体内に悪玉コレストロールを貯めてしまうおそれがあることも、マヨネーズの健康被害を恐れる原因の一つ。
 ただし、マヨネーズの原料には「卵」も含まれていますよね。この卵には、レシチンやビタミンEなどの栄養素が含まれていて、それぞれ肝機能を高めたり、動脈硬化を予防してくれたりなど、ちゃんと働いてくれています。ただ、その含有量は、そんなに多いとはいえません。それならば、油の方に注目してみましょう。最近では、トランス脂肪酸が少ないといわれる食用油を使った製品が数多く出ています。高血圧さんにいいと言われるアマニ油を使ったマヨネーズもありますので、ちょっとお高めですが健康にはかえられないと、我が家でも常備しています。それぞれのメリット・デメリットをちゃんと理解して、うまくお付き合いしていけば、安心して美味しくいただけるのではないでしょうか。


 いかがでしたでしょうか。3月1日はマヨネーズの日ということで、キューピーマヨネーズさんのホームページを参照させていただくと、その歴史や安心・安全にこだわった原材料のお話、目からウロコの豆知識まで、楽しくてためになる情報がたくさんでした。マヨラー(もう古い?)の人も、そうでない人も、ぜひ一度ご覧になってください。

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